旬の果物をたっぷりの生クリームで挟んだフルーツサンドで愛された宇都宮市のパーラー「パレット」。突然の閉店から一夜明けた5日、下戸祭店に掲げられた貼り紙には、経営者親子の謝罪や感謝の言葉とともに、赤字が常態化した経営実態がつまびらかにつづられていた。
(貼り紙の文章は原文まま。改行やかぎ括弧などは、下野新聞社デジタル報道部が適宜加筆した)
「急なお知らせになってしまい申し訳ございません。パレットは8月4日をもって、倒産閉業致します。果物店1898年、フルーツダイニングパレット49年。必死に駆け抜けてきました。僕が生まれた時にはもう存在していて、いつでもパレットと一緒に人生を駆け抜けてきました。でも今日で終わってしまいました」
「必死で最後まで守りました。誰よりもパレットが好きでした。僕たちの資産も全て現金にしてパレットの資金にしてきました。
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