原爆投下から1カ月後の広島を大型台風が襲う。鹿沼市出身のノンフィクション作家柳田邦男(やなぎだくにお)さん(89)の著書「空白の天気図」(文春文庫など)は、戦災と天災の複合災害を描いた。出版から半世紀を経て今なお読み継がれる