【大田原】毎月第4日曜の「大田原日曜朝市」を主催する市内のNPO法人ナチュラルなどは10日、山の手1丁目の山の手整骨院駐車場で、「日曜夜市」と称したビアガーデンを初開催する。夜間帯にしか来られない人にも朝市の魅力を味わってもらい、さらなる中心市街地の活性化を図る。市内飲食店も出店し自慢の逸品を提供するほか、有名アーティストを招いた音楽イベントも企画している。
朝市は2003年7月にスタート。野菜や雑貨、衣類などを販売する約30店舗が出店するほか、特設ステージでの音楽イベントも行う。新型コロナウイルス感染症流行に伴う中止期間もあったが、地域住民を中心に毎月交流できる場所として定着している。
朝市はこれまでに計250回以上開かれてきたが、開催翌日が平日であることなどから夜の実施は一度もなかった。夜市は、会場が歓楽街「親不孝通り」の入り口にある立地を生かして新たな層を取り込む。同法人理事長の高野正希(たかのまさき)さん(58)は「好評だったら恒例化も視野に入れたい。まちなかをさらに盛り上げていけたら」と意気込む。
当日は約120席を用意し、ビールやサワー、ハイボールなどを提供する。荒町商店会の飲食店7店舗が出店し、から揚げや焼きそば、ギョーザなどを500円均一で楽しめる。子ども向けのブースも設ける。
音楽イベントには地元のお囃子(はやし)会やアマチュア音楽家らが出演。日本テレビの朝の情報番組「スッキリ」のテーマソングなどを担当した音楽ユニット「カラフルパレット」も2ステージ登場する。主催メンバーの中尾翔吾(なかおしょうご)さん(24)は「有名アーティストも来てくれる。お酒に加えて音楽も楽しんでほしい」と話している。
午後1時~9時。駐車場は会場周辺のトコトコ大田原や洞泉院などを利用できる。
(問)同法人0287・24・0990。