ホームセンターのカンセキ(宇都宮市西川田本町3丁目、大田垣一郎(おおたがきいちろう)社長)は15日までに、全国にフィットネスジムを展開するFiT(フィット、京都市)とフランチャイズ契約を結び、フィットネスジム事業へ新規参入した。真岡市白布ケ丘のカンセキ真岡店の敷地内に17日、「LifeFiT(ライフフィット)カンセキ真岡店」をオープンする。
カンセキによると、ジムは敷地内にある自転車専門店の一角に整備した。店舗面積は約290平方メートル。24時間営業で、有酸素運動や筋力トレーニング用のマシン計38台を備える。初心者から上級者まで気軽に体を動かせるという。
店舗はもともと、アウトドア用品専門店「WILD-1(ワイルドワン)」用に造った建物。現在は自転車店として営業してきたが、スペースに余裕があったため別の活用を模索していたという。健康面で地域の顧客の暮らしをサポートでき、市場も伸びているとしてフィットネスジムに着目。低価格と各種手続きの手軽さを強みとしているライフフィットのフランチャイズ加盟を決めた。
カンセキのメイン客層が50~70代なのに対してライフフィットは20~30代の利用が多いといい、新たな客層へのアプローチも図る。
入会金不要で、料金は30日間2980円(税別)から。カンセキの担当者は「カンセキ最大の店舗である真岡店で新たなサービスを提供し、存在感をアピールしたい。状況を見ながら、ジムを増やすことも検討する」と話している。