性犯罪・性暴力被害者を総合的に支援する県の「とちぎ性暴力被害者サポートセンター」(愛称・とちエール)が7月で開設から10年となった。電話や来所で寄せられた相談は延べ5700件を超え、社会的に性加害を厳しく非難する流れが強まっているここ数年、高止まりしている。県人権男女共同参画課は「窓口の認知度は上がったが、相談はまだ氷山の一角。すぐに声を上げられるようにしたい」として性被害者への偏見を払拭し、正しい認識を社会で共有する必要性を訴える。
同センターは済生会宇都宮病院内に設置され、15年7月から運営が始まった。看護師や医療ソーシャルワーカーらが2人態勢で対応し、産婦人科や精神科への受診、警察への届け出など専門機関へのつなぎ役となる。支援のコーディネートの拠点として、被害者の心身の回復や二次被害の軽減を図る。
(問)とちエール028・678・8200。
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