【鹿沼】市はこのほど、LINE公式アカウントに、クマの目撃情報を通報できる機能を追加し、事故防止に向け情報の提供を呼びかけている。
市はLINEのトーク画面上で、申請や通報などができるオンライン申請システムを運用し、本年度からクマの通報もできるようにした。市林政課によると、市内での目撃は5月以降12件あり、今年は民家周辺での目撃が目立つという。
クマの通報は、市の公式アカウントを「友だち追加」し、トーク画面の「通報」メニューから「クマ(熊)」の項目を選択。案内に従い、目撃した日時や場所、頭数、大きさなどを入力する。写真や位置情報を共有でき、電話で場所などを説明するよりも手軽で、正確な情報を共有できる。
市は通報を受けて警察と情報共有し、ホームページや交流サイト(SNS)で市民に注意喚起し、緊急度に応じて猟友会とわなを設置する。
市林政課は「被害の未然防止が目的なので、自身の安全対策を第一に協力をお願いしたい」と呼びかけている。