【那珂川】厳しい残暑が続く中、秋の訪れを告げる花ともいわれる「シュウカイドウ」が富山の山林で見頃を迎え、淡いピンクのかれんな花がハイカーらを楽しませている。
シュウカイドウはベゴニア属の多年草。現場の山林はイワウチワの群生地としても知られ、群生地に続く約1・2キロの林道で「富山舟戸いわうちわ保存会」が10年前からシュウカイドウを増やし始めた。
同会によると、今年は例年並みの8月初旬に咲き始めた。23日はつぼみが目立っていたが、林道の一部では咲き誇る花もみられた。同会の益子操(ましこみさお)会長(85)は「今後、色付きも良くなっていく。今月末から来月10日ぐらいが最高の状態だろう」と話した。
同会は山林の維持管理費として、1人300円ほどの見学料の協力を呼びかけている。(問)町観光協会0287・92・5757。