貸し切りのモノレールで本県の地酒を味わう参加者=23日午後、大阪府

 大阪モノレールの貸し切り列車に乗りながら本県の地酒を楽しむ日本酒列車「酒どころ栃木」が23日、大阪府内で運行された。乗客約130人が本県の蔵元3蔵の日本酒や県産品を使った特製弁当など、栃木の味覚に酔いしれた。

 日本酒列車は、日本各地の地酒を味わえる大阪モノレールの人気イベントで本県の参加は初めて。万博記念公園駅から乗り込み、門真市駅、大阪空港駅を経由して万博記念公園駅に戻る経路で行われた。

 105分間の乗車時間で、乗客は第一酒造(佐野市)、白相酒造(那珂川町)、渡邊佐平商店(日光市)が提供する日本酒と焼酎の計6種類をじっくりと堪能。「佐野黒から揚げ」や「揚巻ゆば」などを使った弁当にも舌鼓を打った。

 万博記念公園駅のコンコースでは県酒造組合による日本酒販売や宇都宮ねぎにら餃子(ぎょーざ)の販売も行われた。県大阪センターの印南茂(いんなみしげる)センター長は「想像以上に本県の地酒を気に入ってもらえた印象。関西圏でのさらなる認知度向上やPR策を考えていきたい」と話した。