自転車を呼び止めて運転者に声をかける警察官=8月上旬、宇都宮市

 自転車の酒気帯び運転に罰則を新設した改正道交法が施行された2024年11月から今年7月までの9カ月間で、県内は自転車の飲酒運転の摘発が67件あったことが24日までに、県警への取材で分かった。改正前は酒酔い運転のみ罰則があり、23年1月~24年10月の摘発はわずか2件だった。罰則対象が拡大したことで急増した形だ。県警は取り締まりを強化する一方、自転車の飲酒運転に対する違法性の認識を高めるよう呼びかけている。