高原に秋の彩りを添えるケイトウが栃木県那須町豊原丙の「那須フラワーワールド」で見頃を迎えている。

鮮やかに高原を彩るケイトウ=29日午前11時、那須町豊原丙
ケイトウは花房が炎のように鮮やかで、ニワトリのとさかに似ているため「鶏頭」ともいわれる。那須連山を背に、約3・5ヘクタールにわたり赤や黄色、ピンクに色づくケイトウは現在7分咲き。同園によると9月上旬に満開となるという。
29日の園内は時折涼しい秋風が吹き抜け、カラフルな花を背に写真を撮る親子連れの姿が見られた。さいたま市浦和区、パート従業員辻佳美(つじよしみ)さん(76)は「高原の空気がきれいで、風に秋を感じます」と話していた。10月下旬まで楽しめるという。
(近藤文則)