私の場合、小説を書く作業は次の工程です。
1.タイトルを考える
2.あらすじを考える
3.キャラを作る
4.あらすじを章ごとに分割していく(4章仕立てなら4分割)
5.各章を8分割(起・承・承・承・承・承・転・結)にし、それぞれにザッとした出来事を書く(いわゆる「箱書き」)
6.箱書きを元に、小説に起こしていく
7.印刷された校正用の原稿(ゲラ)をチェックして修正を入れる
8.修正が反映された再校用のゲラを最終チェックする
実際のところ、3が終わった段階で担当編集者さんからOKが出ない限り、同じ作業を繰り返します。ここが結構つらい。しかし、OKが出れば、晴れて出版が(ほぼ)決まったということなので、ふんばりどころでもあります。ちなみに、「オリオンは静かに詠う」は12回繰り返しました。
どの段階でも脳みそをフル回転させるので、頭に栄養補給をせねばなりません。
必要なもの、それは糖分。
ここで悩ましいのが、私は生活習慣病のリスクが高い家系だということ。糖分は摂らなければならない、されど血糖値と体重はアップさせたくない。
個人的には、作品の代償に健康を差し出すのは全然構わないと思っているのですが、病気で辛い思いをするのはイヤだなという本音もあります。
ああ、食べたものが全部、脳に行ってくれればいいのに。
ほかの小説家さんはどうなのかなと、色々エッセイを読んでみたのですが、みなさまそれぞれのご様子。
たとえば、
・ラムネを一粒だけかじる
・ペットボトルのブラックコーヒーをひたすら飲む
・ケーキを食べる
などなど。
さらに私の場合、咀嚼をしている最中に考えると、結構アイデアが出て来るのです。
カロリーゼロということもあり、一時期は、クラッシュ氷をかじることがベストでした。
コンビニで売ってるアイスコーヒー用の氷を買ってきて、コーヒーを注がずにそのままバリバリかじるのです。
しかし、現在歯周病になってしまい、これもできなくなりました…。
インスタントコーヒー(ブラック)をひたすら飲んでいた時期もあったんですが、歯茎や胃の調子がおかしくなり、こちらも無理に。
あれこれ考えた結果、脳が欲しているのだから、糖分はきっちり摂ることにしました。
数十年の時を経てやっと小説家になれたのに、血糖値を恐れてどうしましょう。
セルフ人体実験で脳作業に効果があったものを列挙していきますと
・カステラ

・まんじゅう

・フレンチトースト

です。
ここでポイントなのが、「脂肪分の少ない甘い物」であること。
炭水化物で糖分だし、と、ご飯や麺類を摂ると眠くなってしまうのです。ほぼ100%寝落ちして、翌朝後悔するハメになります。
そして、脂肪分が多い(チョコ、アイス等)と、胃もたれします。
フレンチトーストも脂肪分が多い方かと思いますが、一枚を数日かけて食べるようにしてます(冷凍してしまう)。
そして、脳作業で消費できなかったカロリーは、農作業やジョギングで消費すればよいのです。
と言い訳をつくり、日々コンビニに通っています。