JR宇都宮線開業から140周年を記念し、JR小山駅で30日、「鉄道古物まつり」が開かれた。同線ゆかりの品を手に入れようと、多くの鉄道ファンが詰めかけた。
JR東日本大宮支社が企画。販売会には、列車の行き先表示板や駅名標など約880点がずらりと並び、会場はまるで宝物探しのような熱気に包まれた。
オークションには、国鉄時代の貴重な品など16点が出品され、特急車両の部品などが人気に。計約500件の入札があり、最高落札額は85万1千円となった。
特急車両の座席を競り落とした埼玉県秩父市桜木町、公務員大沢隼也(おおさわしゅんや)さん(29)は「感無量。リビングに置いて仕事で疲れた体を癒やしたい」と喜んだ。