前半38分、チーム2点目となるPKを決め、仲間から祝福される栃木シティのFWバスケス(左)=静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場(栃木シティ提供)

 明治安田J3第25節は30日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場ほかで9試合が行われ、栃木シティは後半追加タイムに2得点を挙げて沼津に5-4で逆転勝ちした。シティは通算14勝6分け5敗の勝ち点48とし、順位はJ2自動昇格圏の2位に再浮上した。

 シティは前半8分、DFマテイ・ヨニッチの2試合連続得点で先制。1-1の同38分にFWバスケス・バイロンがPKを決め、移籍加入後初ゴールで勝ち越した。後半も点の取り合いとなり、3-4で迎えた追加タイムに途中出場のMF宇都木峻(うつぎしゅん)、FWピーター・ウタカが立て続けに得点した。

 SCは前半25分、MF川名(かわな)連介(れんのすけ)のミドルシュートで先制に成功。後半は攻勢を強めた相手に押し込まれ、29分に追い付かれた。

 両チームの次戦は9月6日。シティは午後6時から栃木市のシティフットボールステーション(CFS)で松本と、SCは午後7時から、宮崎県新富町のいちご宮崎新富サッカー場で宮崎と対戦する。

■新戦力が攻撃を牽引 劇的逆転勝利