下野新聞社杯第56回県学童軟式野球大会(県野球連盟、下野新聞社主催)最終日は31日、宇都宮市のエイジェックスタジアムで決勝が行われ、阿久津スポーツ(高根沢)が6-5で共英JBC(那須塩原)を下して24年ぶり2度目の優勝を飾り、出場128チームの頂点に立った。
阿久津スポーツは0-4で迎えた三回、平山皓哉(ひらやまこうや)の適時打や栗林海斗(くりばやしかいと)の2点本塁打など4連打で一挙6得点し、試合をひっくり返した。二回から登板した二ノ宮直之(にのみやなおゆき)がこのリードを守り切った。
初優勝を狙った共英JBCは一回に先頭の瀬戸雄磨(せとゆうま)から5連打で幸先良く4点を先行したが、その後に逆転を許した。四回に郡司陽柊(ぐんじあさひ)のスクイズで1点を返し、五、六回も得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。
閉会式では中島宏(なかじまひろし)県野球連盟会長が阿久津スポーツの川尻一太(かわしりいちた)主将らに賞状や優勝旗などを授与したほか、両チームの選手にメダルが贈られ、今月2日から8日間にわたって繰り広げられた熱戦に幕を下ろした。