映画「ピアノフォルテ」より((C)Pianoforte)

 映画「ピアノフォルテ」より((C)Pianoforte)

 映画「ピアノフォルテ」より((C)Pianoforte)  映画「ピアノフォルテ」より((C)Pianoforte)

 ポーランドの首都ワルシャワで5年に1度開催される世界最高峰の音楽コンクール「ショパン国際ピアノコンクール」の2021年大会を記録したドキュメンタリー映画「ピアノフォルテ」が9月26日から全国で順次公開される。今年はコンクール開催年に当たり、10月3日から1次予選が始まる。コンクールの舞台裏に迫った映画とあわせて楽しみたい。

 コンクールは21日間にわたり、全4回の選考が行われる。21年大会は日本人ピアニストの反田恭平と小林愛実の入賞したことでも話題を集めた。

 映画は、地元ポーランドやイタリア、ロシア、中国などの6人の出場者にスポットを当て、それぞれの挑戦の軌跡を追う。ピアノへの情熱、強烈なプレッシャーや不安に向き合う姿、指導者との息詰まるやりとり、絶望と歓喜の瞬間―。カメラが克明に捉えた舞台裏の表情に引き込まれる。出演はアレクサンダー・ガジェブ、ラオ・ハオ、エバ・ゲボルギヤンら。

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 「クレッシェンド!」は、若手実力派ピアニストが次々と登場して活気づく日本のクラシック音楽界を中心に、ピアノの魅力を伝える共同通信の特集企画です。