昨年1月からの大規模改修を経て、10月3日のリニューアルオープンまで1カ月となった宇都宮市西川田町の栃木県子ども総合科学館(愛称・コジマ子どもサイエンスパーク)で3日、報道機関向けの視察会が開かれ、目玉のプラネタリウムや体験型を基本とする展示物が公開された。

リニューアルしたプラネタリウムで緻密に再現される天の川=3日午後3時15分、宇都宮市西川田町(約20秒間露光)
1988年の開館以来となる大規模改修は総事業費約33億円。開館時から使ってきたプラネタリウムは約6億円をかけ更新した。五藤光学研究所(東京都府中市)による投影機の性能は世界最高級。約10億3千万個もの星によって天の川を再現するタイプとしては同館の物が3機目といい、迫力満点の星空が楽しめる。席数は全180席で従来よりゆとりを確保。内装には県産ヒノキと鹿沼組子を使い、本県らしさを出した。

月や冥王星などでの重力を体験できる「グラビティジャンプ」=3日午後、宇都宮市西川田町
この日は星空投影を含む約3分の紹介映像を披露した。リニューアルオープン後は、子ども向けと大人向けに新たに作られたオリジナル番組を上映する。

壁面に巨大な人型を投影し、人体の仕組みを解説する「シンクロナイズドヒューマン」=3日午後、宇都宮市西川田町
神山正幸(かみやままさゆき)館長(63)は「見て触れて感じて考えて、何回来ても楽しめる。ぜひご来館ください」と呼びかけた。
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