9月13日にJR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮交流広場で開かれる「TOCHIGI CRAFTBEER Saturday(トチギ・クラフトビア・サタデー)2025」のお薦めビールが出そろった。2回に分けて紹介する12ブルワリーのうち、後半の6ブルワリーのお薦めとコメントを紹介する。
(7)「THE KICHI brewery&cafe」(日光市)
「山羊と壺(Coffee Pale Ale)」(アルコール度数5・0%)
記念すべきTHE KICHIの最初の記念ビール。ジューシーなペールエールをベースにTHE KICHIブレンドをバランス良く投入することにより、中煎りコーヒー由来のフルーティーさを心地よく感じられるよう仕上げました。コーヒーとビールの起源にあやかって「山羊と壺」と命名しました。
「木漏れ日(West Coast IPA)」(アルコール度数7・6%)
パッションフルーツ、ピーチ、夏みかんのようなフルーツ感を感じつつ、ほど良い苦みでキレのある後味。コントラストがはっきりしつつも輪郭が曖昧な木漏れ日のように、調和したクリスピー感・フルーティー感・苦みに癒やされちゃってください。
(8)BLUEMAGIC(宇都宮市)
「転生!米とホップ」(アルコール度数4・7%)
今年4月の栃木クラフトビアフェスタの「クラフトビアチャレンジ」では攻めに攻めた一杯を披露。あの“チャレンジし過ぎた”「米とホップ」が、なんと「転生!米とホップ」として再誕! 原料はほぼそのままに製法を刷新し、どぶろくのようなドロドロ感から、心地よい“うすにごり”へ。レモンとホップの爽やかな香り、キュッとした酸味でリフレッシュ確定。
「KISS MARK -キスマークIPA-」(アルコール度数6・6%)
スタイルはアメリカンIPA。トロピカルなジューシー香、心地よい苦みとドライな後味。ホップ好きもIPAビギナーも「すいすい」いける、危ういバランスのうまさ。
(9)Nikko Brewing(日光市)
「月光(Schwarz)」(アルコール度数5・0%)
ローストモルトの心地よい焙煎香に、ノーブルホップの凜とした香りが調和。黒らしいほろ苦さを残しつつ、飲み口は軽やか。Nikko Brewingの黒、誕生。
「Rainy Brew(COLD IPA)」(アルコール度数5・5%)
物憂げな雨模様を吹き飛ばす、強い苦みとフルーティーなアロマ。度数は控えめ、仕上がりはドライで軽く、グイッと気分爽快。
(10)那須高原ビール(那須町)
「風神IPA」
しっかりビター、クリアで飲みやすい王道IPA。麦の甘みとのバランスも良く、ホップの心地よい香りがスッと抜けます。まずはこれで那須の今を。
「ヴァイツェン/Weizen」
南ドイツ系のヘーフェヴァイツェン。バナナ&クローブのフルーティー香とやわらかな口当たりで、杯が進む万能型。イベントでの誘い水に最適。
(11)ISHII BREWING(足利市)
「French Saison」(アルコール度数5・0%)
足利産小麦ベースでどんどん飲めるセゾン。軽やかな飲み口で、香りはクリーン&エレガント。最初の一杯にも最適。
「Smoked Porter」(アルコール度数5・5%)
ウイスキーで用いるピートモルト由来のスモーキーな個性。ほのかな焙煎感と重なり、クセになる余韻へ。じっくり語れる大人の黒。
(12)道の駅うつのみや ろまんちっく村ブルワリー(宇都宮市)
「ましこペールエール」
道の駅ましこオリジナルビール。益子町田野地区のビール麦をろまんちっく村で製麦した麦芽を100%使用した。ましこで13日解禁のフレッシュな一杯を、会場でひと足先に。
「ポマースエール」
足利市の「ココ・ファーム・ワイナリー」自社農園の白ワイン用ブドウ品種リースリング・リオンのポマース(果汁搾り後の皮と種)を活用したアップサイクルエール。ナチュラルなブドウのフレーバーに、ニュージーランドの白ワイン銘醸地ネルソン地区で生まれたホップが調和する。ビールとワインのいいとこ取りした上品で香り高い一杯をどうぞ。