朝ドラ「風、薫る」ロケ地の大田原でクランクイン取材会　ヒロイン役の見上さん「朗らかに撮影していけると確信」

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役衣装姿で報道陣の撮影に応じる見上愛さん＝14日午後４時35分、大田原市黒羽田町

　２０２６年度前期ＮＨＫ連続テレビ小説「風、薫る」のクランクイン取材会が14日、栃木県大田原市黒羽田町の大雄寺（だいおうじ）で行われた。主人公一ノ瀬（いちのせ）りん役を演じる俳優見上愛（みかみあい）さん（24）は「スタッフやキャストを『何があっても乗り越えられる仲間』と思える安心感があり、朗らかに撮影していけると確信した」と語った。

　同作は明治時代に西洋式看護学を学んだ「トレインドナース（正規に訓練された看護師）」として活躍した旧黒羽町出身の大関和（おおぜきちか）らをモチーフに描く物語。８日にクランクインした。

　市内のロケ地となった同寺は大関の父増虎（ますとら）が重臣として仕えた黒羽藩主大関家の菩提寺（ぼだいじ）。この日は主人公が家族と共に、出店などでにぎわう境内を訪れるシーンを撮影した。

　見上さんは大関の印象を「りんにもある芯の強さや自分の視点で物事を見られる方だったというのを強く感じた」と語った。制作統括の松園武大（しょうえんたけひろ）チーフプロデューサーは「地域の魅力を伝えられるよう最大限のパフォーマンスをしていきたい」と話した。