【宇都宮】市役所本庁舎1階エレベーターの扉がこのほど、沖縄県うるま市の“美(ちゅ)ら海”写真でラッピングされた。来庁者がエレベーターを待つ間、エメラルドグリーンの海を眺め、心を癒やしている。
両市は昨年8月、友好都市提携を結んでおり、ラッピングは提携1周年を記念した取り組みの一つ。計6基あるエレベーターのうち南側3基の扉を使い、うるま市の海中道路のパノラマ写真を背景に、沖縄の伝統芸能「エイサー」、同市にある国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産「勝連城跡(かつれんじょうあと)」、1周年の記念ロゴなどを紹介している。
庁舎を訪れた伏木和男(ふせぎかずお)さん(77)=鶴田町=は「海の色がきれい。栃木県は海がなく見慣れていないので印象に残る。気持ちが癒やされる」と話していた。
ラッピングは来年3月中旬頃まで。エレベーター扉をプロモーションの場として有効活用しようと、市職員から提案があった。