星野署長(右)から感謝状を受け取った大野さん

 【宇都宮】はだしで歩道上にいた男児(2)を保護したとして宇都宮東署は16日、宮みらい、会社員大野恒夫(おおのつねお)さん(64)に「思いやり110番」の感謝状を贈った。

 大野さんは8月21日午前5時半ごろ、散歩中に、峰3丁目の国道123号の歩道でパジャマのような服装の男児を見つけた。保護者は見当たらず、はだしで泣いていたため110番し、署員に引き継ぐまで付き添った。

 男児は近所に住んでおり、家族が気付かない間に外出していた。大野さんは星野健一(ほしのけんいち)署長から感謝状を受け取り「事故に遭うことなく、無事に家に帰せてよかった」と話した。