栃木県日光市は22日、木和田島地内、給水休止中だった市有簡易水道の井戸から、基準値を超えるトリクロロエチレンが検出されたと発表した。周辺住民に井戸水を飲まないように指導し、水道水の飲用などを呼びかけている。これまでに健康被害は確認されていない。

 市によると、同施設は瀬尾浄水場から各戸に給水するため、昨年7月以降、取水を休止していた。休止中ではあるが、災害時などの利用を視野に、毎年水質調査を実施している。