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映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の完成披露試写会で写真に納まる（左から）天海祐希、吉永小百合、佐藤浩市＝東京都千代田区
映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の完成披露試写会で話す吉永小百合＝東京都千代田区
１９７５年に女性初のエベレスト登頂に成功し、２０１６年に死去した登山家田部井淳子さんの実話に基づく映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の完成披露試写会が開かれ、出演者らが登壇した。主演した吉永小百合は「すてきな思いをさせていただき胸がいっぱい。淳子さんのように一歩一歩、前に歩いていけたらと思っています」とあいさつした。
登山家の多部純子が主人公。エベレスト登頂に成功したが人生は順風満帆ではなく、晩年にはがんを患い余命宣告を受ける。それでも夫の正明（佐藤浩市）や親友の悦子（天海祐希）らに支えられ、東日本大震災で被災した高校生たちを、富士登山を通じて元気づける活動などに尽力する。
田部井さんと対談したことがあるという吉永は「明るく前向きな姿勢にびっくりした。こんなふうに生きられたらどんなにいいだろうと思った」。純子を常に応援する役を演じた天海は「私の小百合さんへの気持ちに似ていて、感情移入した」とし、佐藤は「吉永さんの映画への向き合い方は本当に違うと感じた」と撮影を振り返った。
映画は１０月３１日に全国公開される。
