公明党が連立政権からの離脱を表明した10日、本県選出の自民党国会議員には驚きと困惑が広がった。一方、前日に代表、幹事長への一任を決めていた公明議員は冷静に受け止め、新たな立場で地方の課題解決や政治改革に取り組む考えを示した。

■連立解消「やむなし」県内公明関係者

 公明党が連立政権離脱を表明した10日、同党県本部の野澤和一(のざわかずいち)代表は「クリーンな政治を取り戻すために政治資金の規制強化は譲れない」として、党執行部の決断に理解を示した。一方、自民県連の木村好文(きむらよしふみ)幹事長は「悔しい」と落胆を隠せず、自民県議からは今後の選挙への影響を懸念する声も上がった。