政府は11日付で、警察官や自衛官など危険性が高い業務に従事した元公務員を対象とする「第45回危険業務従事者叙勲」の受章者3605人(うち女性21人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1544人(同7人)、瑞宝単光章が2061人(同14人)。発令は11月3日。

 栃木県関係の受章者は県などの推薦を合わせて、警察功労、消防功労、防衛功労、矯正業務功労で県内在住54人、県外在住6人の計60人となった。

 職種別では、警察官が1858人(同12人)で全体のほぼ半数を占めた。自衛官957人(同4人)、消防吏員650人(同3人)、刑務官と入国警備官85人(同2人)、海上保安官54人、漁業取締職員1人だった。

 都道府県別では、埼玉県の285人が最多。北海道283人、千葉県193人、神奈川県170人、東京都169人と続いた。

 危険業務従事者叙勲は、危険業務に取り組んで社会に貢献した功労者をたたえるため、国や公共の発展に寄与した人に授与する勲章とは別に2003年に創設された。

 本県関係受章者60人の一覧は通り。左から氏名、年齢、住所、肩書きなど。年齢は発令日の11月3日現在。敬称略。名簿の氏名表記は原則内閣府発表に基づく。

瑞宝双光章

阿久津保 70 真岡市 元芳賀地区広域行政事務組合消防司令長