熱唱するJUJU=東京都千代田区(撮影キセキミチコ・KISEKI inck)

 ダンサーとパフォーマンスするJUJU=東京都千代田区(撮影キセキミチコ・KISEKI inck)

 ステージで熱唱するJUJU=東京都千代田区(撮影キセキミチコ・KISEKI inck)

 熱唱するJUJU=東京都千代田区(撮影キセキミチコ・KISEKI inck)  ダンサーとパフォーマンスするJUJU=東京都千代田区(撮影キセキミチコ・KISEKI inck)  ステージで熱唱するJUJU=東京都千代田区(撮影キセキミチコ・KISEKI inck)

 歌手のJUJUが、3月にリリースしたオリジナルアルバム「The Water」を携えた全国ツアーを完走した。時に切なく、時に力強く響く歌声で観客を魅了した。

 ツアー最終日の東京公演は、透明感のある声でポエトリーリーディングをする「The Water―Prelude」で開幕。「こたえ」や絵本のようなかわいらしい世界観の「こたえあわせ」など、序盤はしっとりと優しい雰囲気だ。

 かつてはライブが苦手で怖かったと明かし「今は、次のライブにどう繰り出そう?と考えるぐらい大好き」と笑ったJUJU。その言葉の後には代表曲「やさしさで溢れるように」が始まる。意識が変わり自信をもたらした年月を象徴する曲なのだろう。前奏が始まると同時に割れんばかりの拍手が会場を覆った。

 続いてアップテンポでダンサブルな曲へ。ダンサーを従え歌う声は毅然として、所々甘さを帯びたファルセットも美しい。「STAYIN’ ALIVE」では銀テープが華やかに放たれた。

 「私はスーパースターのタマじゃないけど、皆さんの普段使いのスーパー(マーケット)みたいな存在になりたい」とちゃめっ気をにじませたJUJU。「皆さんへの思いを込めた歌です」と「ハリシア」を紹介し、「あなたが私を強くした」という詞を柔らかな声で歌い上げた。

 最後に披露した最新曲「小さな歌」の前には、カバーアルバム「昭和洋楽 純喫茶JUJU『時間旅行』」を来年春にリリースし、同6月からツアーに出ると発表。終わり際の贈り物のような“次回予告”となった。