第78回秋季関東高校野球大会は18日開幕し、甲府市の小瀬スポーツ公園山日YBS球場ほかで1回戦3試合が行われた。開幕試合を戦った文星芸大付(本県2位)は専大松戸(千葉1位)に2-11で七回コールド負けし、来春のセンバツ甲子園出場は絶望的となった。

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 このほか浦和学院(埼玉2位)は12-6で下妻一(茨城2位)に打ち勝った。前回大会王者の横浜(神奈川1位)は5-4で高崎商大付(群馬2位)にサヨナラ勝ちした。

 大会第2日は19日、1回戦の残り4試合が行われ、佐野日大(本県1位)が午前10時から、山梨県富士吉田市の富士北麓公園野球場で中央学院(千葉2位)と対戦する。

コールド負けを喫し、うつむきながらベンチへ引き揚げる文星付ナイン=甲府市の小瀬スポーツ公園山日YBS球場、広瀬華撮影
コールド負けを喫し、うつむきながらベンチへ引き揚げる文星付ナイン=甲府市の小瀬スポーツ公園山日YBS球場、広瀬華撮影

打線も畳みかけられず

 最後の打者が力のない二ゴロに打ち取られる。併殺が完成し、1991年以来のセンバツを目指した文星芸大付の戦いは初戦で幕を閉じた。捕手の鈴木雄太(すずきゆうた)主将は「甘く入ると一球で仕留められる。ビッグイニングを止められなかった」と悔しがった。