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  国際自転車連合(UCI)公認でアジア最高位の自転車ロードレース「宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」第2日は18日、宇都宮市大通り周回コースでクリテリウムが行われ、会場に訪れた約5万4千人(主催者発表)の観衆が、世界レベルのスピードを肌で感じた。

大通りを走る世界各国の選手たち=18日午後3時40分、宇都宮市泉町、河野光吉撮影
大通りを走る世界各国の選手たち=18日午後3時40分、宇都宮市泉町、河野光吉撮影

 レース開始前に吹いた強風も収まり迎えた午後3時40分、号砲が鳴ると世界最高峰のUCIワールドチーム6チームを含む、国内外20チームの117人が出走した。序盤からワールドチームを中心に仕掛け合うが、6連覇を狙うリドル・トレック(米)がレースをコントロール。最終盤は前方で隊列を組んだトレックのジョナタン・ミラン(イタリア)がゴールスプリントを制した。アステモ宇都宮ブリッツェンの岡篤志(おかあつし)が日本人最高の7位だった。

 大会最終日は19日午前10時から、同市森林公園周回コースでロードレースが行われる。

ミラン(リドル・トレック) 最後の直線で格の違い

 役者が違う。優勝候補筆頭のジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が宇都宮の地で期待に応え、初優勝。ゴールスプリントを制して高々と拳を突き上げ「チームで良いパフォーマンスができた。多くの皆さんの前で勝利できて最高」と喜びに浸った。

初優勝したトレックのミラン(中央)=宇都宮市大通り周回コース、磯真奈美撮影
初優勝したトレックのミラン(中央)=宇都宮市大通り周回コース、磯真奈美撮影