NHKは24日、2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」第5次の出演者発表を行った。栃木県ゆかりの人物では、那須塩原市下永田1丁目に墓所がある大山巌(おおやまいわお)と妻の捨松(すてまつ)が登場。大山巌を高嶋政宏(たかしままさひろ)さん、捨松を多部未華子(たべみかこ)さんが演じる。
大山巌は初代陸軍大臣に任ぜられ、日露戦争では満州軍総司令官を務めた。葬儀については東京・日比谷公園での国葬後、遺体が生前に別荘や農場を持った那須野ケ原へ運ばれた。
高嶋さんは墓所などを表敬訪問したといい「その大きさ、そして何よりも平和を強く望んでいた志を深く感じた」とコメント。一方、捨松は“鹿鳴館の華”と呼ばれ時代を象徴した貴婦人で、見上愛(みかみあい)さん演じる主人公一ノ瀬(いちのせ)りんの人生に多大な影響を及ぼす人物とされる。役どころを踏まえ多部さんは、「(ヒロインの)お二方と明治の世界でお目にかかれることがとても楽しみ」と期待した。
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