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AsiaNet 201175(0281)

 

【イ南(中国)2025年10月28日新華社=共同通信JBN】中国北西部の陝西省イ南市白水県で、漢字の発明者である蒼ケツ(蒼頡)文化を広める一連のイベントが2025年10月20日から21日まで開催されました。このイベントは、中国文明を広く知らせることを目的として漢字の起源を探ることに重点を置きつつ、白​​水県観光、蒼ケツ文化ブランドのプロモーション、白水の無形文化遺産の展示、蒼ケツ文化交流会などのプログラムが実施されました。

 

このイベントの数々のアクティビティーが重視するのは、蒼ケツ文化の核心の発信、白水を代表するブランドのアピール、文化を通じた同県の開放拡大の支援、そして全国的な競争力を有する都市文化ブランドの構築を加速することです。

 

陝西省の東部にある白水の名は、その地を蛇行して流れる白水河に由来しています。行政区として2300年以上の歴史を持つ白水は四聖の故郷であり、美しい果物の産地として知られています。中国文明の重要な揺り籠であるだけでなく、文化遺産と自然景観が調和した特色豊かな街でもあります。

 

白水の蒼ケツ寺(Cangjie Temple)は、中国で唯一、寺院、墓地、石碑、書、そしてヌマスギが一体となった国家重要文化財保護区です。寺院内に刻まれた28字の鳥跡文字は中国最古の歴史文書として広く認められており、数千年にわたる漢字文化の記憶を今に伝えています。

 

白水には、その奥深い文化的ルーツだけでなく特筆すべき農業ブランドもあります。白水は「リンゴの里」とも呼ばれ、30万ムー(畝)(約2万ヘクタール)を超えるリンゴ園があり、年間60万トン以上を産出しています。白水のリンゴはタイやマレーシアなど14の国・地域に輸出されており、その産業チェーン全体の生産額は110億元を超えています。こうしたことから、白水は中国北西部における主要なリンゴ流通拠点となっています。

 

近年、白水は漢字文明の精神的象徴の地としてのブランドを促進するため、蒼ケツ文化を中核的な知的財産として構築する取り組みを強化してきました。蒼ケツ文化の現代的価値を深く掘り下げ、蒼ケツの物語を伝えるための革新的な方法を継続的に開発し、文化・観光産業の変革と向上を推進することで、この数千年の文化に新たな命を吹き込んでいます。

 

 

ソース:The 2025 Cangjie Culture Brand Promotion Event