絵本のために描かれた絵は、製版や印刷などの工程を経て読者に届く。かつてはその過程で原画はなくなってしまうことも多かった。「作家の手に戻ればよい方」と、宮城県美術館の濱崎礼二(はまさきれいじ)副館長から聞いた