次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側延伸に向け、宇都宮市は軌道事業の特許取得に必要な軌道運送高度化実施計画をまとめた。2036年3月の開業を目指し大きく動き出した延伸事業だが、中心市街地ゆえの難関は少なくない。待ち受ける課題を検証する。
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「寝耳に水。てっきり今の拡幅工事でLRTも整備されると思っていた」
27日、市が開いたLRT延伸区間の沿線関係者向け説明会。終了後、地権者2人は厳しい表情を見せた。
戦後復興で大通りは1950年代以降、脈々と整備されてきた。2人の自宅がある「桜通り十文字~宇都宮環状線」の約2キロの区間は県が2004年度に着手した。高校などが集積し自転車通学も多いエリアのため、車道と歩道を広げ自転車道の整備も進んだが、一部工区が完了していない。
そんな中、浮上したのがLRT整備に向けた、市によるさらなる拡幅計画。
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