車両デザインや試作車開発を手がけるフィアロコーポレーション(埼玉県新座市、岩崎晃彦(いわさきてるひこ)社長)などで構成するフィアログループは29日夜、東京都内でイベントを開き、宇都宮市篠井町に所有するサーキット場をモビリティ文化の継承拠点「フィアロモビリティハブ」として整備する構想を発表した。往年の名車や子ども向け電動カートなど、さまざまな車両の走行体験ができる施設とし、来年夏の一般公開を目指す。
同社は1958年設立。芳賀町芳賀台に試作車などを造る栃木工場を構える。岩崎社長によると、以前から「モビリティ産業の持続的成長に貢献したい」との思いがあり、今回の構想を描いたという。グループ会社が同サーキット場を4月に取得し、運用を始めた。車両の開発や外部企業の研修などに活用している。
全長1・3キロのサーキットを中心とした「モビリティハブ」には、オフロードコースやシミュレーター体験ができるモーターホーム、カフェなどの整備を計画している。岩崎社長は「モビリティの可能性や楽しさを体験してもらい、次の時代に向けた文化を創っていきたい」と話した。









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