シェリー樽、バーボン樽、アメリカンオーク樽(左から)のウイスキー原酒

 「STORK VALLEY DISTILLEY(ストークバレー蒸留所)」を小山市神鳥谷4丁目で運営する安井商店(茨城県境町)は、来訪者が複数熟成樽のウイスキー原酒を自らブレンドし、オリジナルのウイスキーを完成させる体験型プログラムの提供を始めた。

 同社は2023年12月からウイスキー原酒の製造、貯蔵を開始し、27年1月に3年熟成させたジャパニーズウイスキーの初リリースを予定している。製造した原酒はアメリカンオーク、日光杉、日光ヒノキ、日光ミズナラの新樽ほかバーボン、シェリー、ワイン、ラム、シャンパン、ブランデー、ビールが入っていた樽など多種多様な木材樽で熟成させている。

 プログラムではこれらおよそ5種以上の原酒をテイスティングできる。参加者はこれらさまざまな樽に入った熟成期間が数カ月から最長1年10カ月のウイスキー原酒を自由な配合で自分だけの若いウイスキー「ニューボーン」を完成させる。

 参加者は蒸留所の見学やウイスキー造りの説明を受け、原酒のテイスティング、ブレンディングを行う。体験で配合した50ミリリットルのミニボトル1本をお土産として持ち帰れる(追加購入可能)。

 ウイスキー事業責任者の安井健(やすいけん)専務は「私たちの蒸留所の特色として多種多様な樽に原酒を入れており、樽の違いでこんなに原酒(の味わい)が違ってくるのかという点を体験してもらいたい」と話している。

 プログラムは完全予約制。1回6人まで。料金(1人)と予約申し込みページは次の通り。

 ◇平日 1万2千円

 https://coubic.com/storkvalleydistillery/1482589

 ◇土日祝 1万5千円

 https://coubic.com/storkvalleydistillery/3942324