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 つくば市(日本)、2025年10月31日 /PRNewswire/ -- アジア拠点のクライメートテック企業で砂ベースの蓄熱電池システムを開発するAlternōは本日、茨城県つくば市にAlternō Japan GKを設立したと発表しました。これは、手頃な価格のゼロエミッション熱エネルギー貯蔵技術を通じて産業用熱(世界のCO₂排出量の30%以上を占める分野)の脱炭素化を目指す同社のミッションにおける重要なマイルストーンとなります。
  
 茨城県スタートアップ・ビザ制度(Ibaraki Prefecture Startup Visa Program)とLeave a Nest社の支援を受ける新会社は、製品の現地化、研究開発、パイロット生産におけるAlternōの地域拠点として機能する予定です。本事業は株式会社菊池精機(Kikuchi Seiki Co., Ltd.)および山崎工業株式会社(Yamazaki Industry Co., Ltd.)との共同開発により進められ、JETROとつくば市が追加調整を担当します。
  
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 「日本は、クリーンな熱ソリューションのグローバル・ネットワークを構築するAlternōの道のりにおいて重要な一歩です」と、Alternōの共同創業者兼CEOであるHai Ho氏は述べています。「日本でも最も革新的な農業地域の1つである茨城でのパートナーシップを通じて、長年化石燃料に依存してきた産業の脱炭素化への道筋を創出して参ります。私たちの目標はシンプルです。あらゆる工場がクリーンな熱を、アクセスしやすく、信頼性が高く、手頃な価格で利用できるようにすることです。」
  
 日本の産業用熱転換を支える
  
 Alternōが特許取得済み砂電池は、豊富で再生可能な砂を貯蔵媒体として利用し、再生可能電力を高温熱(最大600℃)として貯蔵します。このシステムにより、工場は性能や安全性を損なうことなく、化石燃料から再生可能熱への転換が可能となります。リチウムイオン電池とは異なり、Alternōのシステムは無毒・耐火性であり、地元調達の材料で製造されているため、環境面と経済面の持続可能性を両立させます。
  
 日本では、Alternōは農業向け(温室や食品乾燥用の低炭素熱源)や、繊維・素材乾燥プロセスを含む軽工業向けへのソリューション提供に注力します。
  
 同社はさらに、データセンターや重要インフラ向けの次世代の砂ベース電力貯蔵システムAlternō Eを開発中で、リチウム電池に代わる安全、安定、かつクリーンなバックアップ電源を保証します。
  
 日本市場向け2製品ライン
  
 Alternō Japanは2つの主要製品システムを導入します。
  
 Alternō Hybrid — 電気とバイオマス加熱を組み合わせたモジュラー式熱電池で、農村部の農産物加工施設に持続的な再生可能熱を供給します。本システムにより農業従事者は有機廃棄物をエネルギーに変換することができ、コスト削減と排出量削減を同時に実現します。
Alternō Mini — 小規模施設、研究機関、実証プロジェクト向けに設計されたコンパクトな熱電池です。このシステムは、菊池精機による技術調整のもと、山崎工業との提携を受けて開発中です。
  
 Alternōは、日本を代表するエネルギー展示会の1つである「東京ENEX 2026(Tokyo ENEX 2026)」にてAlternō Miniを初公開し、国内外の来場者向けに実演を行います。
  
 日本のクリーン熱製造エコシステム構築
  
 Alternōの日本事業では、調整・精密加工を担う菊池精機、試作製造を担う山崎工業をはじめとするエンジニアリング・製造パートナーのネットワークを構築します。この連携により、製品認証の迅速化、現地化による製造コスト削減、Alternōの砂電池システムとJIS規格の整合化を推進します。
  
 「日本の製造エコシステムからの信頼と協力に深く感謝しています」とHai氏は付け加えました。「Kikuchi、Yamazaki、そしてTsukubaのパートナーとの協業により、ディープテックと日本の世界トップクラスのエンジニアリング技術を融合させることが可能となります。」
  
 投資家とエコシステム支援
  
 Alternōの日本進出は、ADB Ventures、UntroD Capital、JETRO、JICA、Leave a Nest、P4G、NTT東日本株式会社など、主要なエコシステム・パートナーおよび投資家によって支援されています。
  
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 「私たちは技術移転が果たす役割を強く信じており、Alternōの日本進出は、アジアのイノベーションが国境を越えて拡大し、排出削減が困難な分野の脱炭素化に貢献できることを示しています。Alternōの成長を支援できることを誇りに思います」とADB VenturesのPang Sittakaradej氏は述べています。
  
 「日本はクリーン・エネルギー技術の拡大にとって重要な市場です」とUntroD Capital AsiaのディレクターであるDaiki Kumamoto氏は述べています。
  
 「Alternōの砂電池は、産業・農業分野の脱炭素化における最も困難な課題の1つである信頼性の高い高温熱供給に直接対応しています。私たちは、同社のグローバル成長の次段階を支援できることを誇りに思います。」
  
 Deep Tech Venture of the Year 2025に選出されたAlternōは、拡張性のある砂ベースの熱・電力貯蔵ソリューションを通じて、持続可能な産業エネルギーへのアジアの移行をリードし続けています。
  
 UntroD Capital Asiaについて
  
 UntroD Capital Asiaは、持続可能な成長を推進する影響力のある技術育成に注力する、先進的なディープテックVC企業です。UntroD Capital Asiaは、Real Tech Global Fundの運用会社として、エネルギー転換、持続可能な農業食品、工業製造などの分野で地球規模の課題に取り組む革新的なスタートアップや企業と提携しています。UntroDの実践的なアプローチと業界ネットワークは、ポートフォリオ企業が事業を拡大し、持続的なインパクトを達成するために必要なリソースと専門知識を提供します。
  
 HP:https://untrod.inc
  
 ADB Venturesについて
  
 ADB VenturesはAsian Development Bank(ADB)のベンチャー・キャピタル部門であり、アジア太平洋地域で気候変動対策と開発への影響を拡大・実現する可能性を秘めた初期段階のテクノロジー系スタートアップを支援しています。専用ファンドを通じて、ADB Venturesはクリーンテック、フィンテック、持続可能な農業に焦点を当て、シード段階および初期段階に投資します。ADBの地域ネットワークと専門知識を活用し、ADB Venturesは重要な資金調達ギャップを解消し、インパクト技術分野への資本流入を促進するとともに、発展途上アジア全域における変革的ソリューションの導入を加速させます。
  
 Alternōについて
  
 アジア拠点のクライメートテック・スタートアップであるAlternōは、産業・農業用途向けに高温/ゼロエミッション熱を供給する砂ベースの蓄熱電池システムを開発しています。2023年に設立された同社は、クリーン熱の普及と現地生産を加速するため、日本市場への進出を拡大しています。Alternōはアジアをはじめとする排出削減が困難な分野におけるエネルギー転換を推進し、2030年までに年間1億トンのCO₂排出削減を長期目標としています。
  
 メディア関係者問い合わせ先:
Alternō
race2zero@alterno.netwww.alterno.net
  
 写真リンク:こちらをご覧ください。
  
  
  
  
  
 (日本語リリース:クライアント提供)
 PR Newswire Asia Ltd.
  
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 PR Newswire
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Alternoの砂電池が日本上陸:産業用熱の脱炭素化と温室農業向けにクリーンな熱の供給を実現
Alternō
15:37
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