栃木労働局(川口秀人(かわぐちひでと)局長)は31日、来春卒業する県内高校生の9月末時点の就職内定状況を発表した。内定率は前年同月比0・1ポイント増の71・2%、求人倍率は0・13ポイント増の3・06倍で、いずれも比較可能な1997年9月時点以降で、過去最高を更新した。9月末時点で求人倍率が3倍を超えたのは初めて。川口局長は「人手不足で若い高卒者を採用したいという企業の意欲が活発な一方、進学や少子化で仕事を探す高校生が減っていることから、内定率や求人倍率が上がった」などと説明した。