昨年開かれたミニビアガーデンの様子

来場を呼びかけるまちらぼのメンバー

昨年開かれたミニビアガーデンの様子 来場を呼びかけるまちらぼのメンバー

 街なかのナイトタイムを活性化しようと7日夜、二つのイベントが市中心部で開かれる。両イベントは産学官民で連携して回遊を促し、エリア価値の向上などにつなげることを目指す。

 「泉町・本町ミニビアガーデン」(泉町活性化プロジェクト実行委員会主催)は、本町のステラ通りと泉町の正行寺をメイン会場に、飲食物の販売やギターの生演奏などを行う。会場周辺を空き瓶に発光ダイオード(LED)を入れた約70個の電飾で彩る。

 宇都宮大の遠藤康一(えんどうこういち)准教授らによる社会実験も兼ねる。来場者に魅力や危険を感じた場所の写真を撮ってもらい、中心市街地の印象などを尋ねるアンケートとともに提出してもらう。データは今後のまちづくりを考える資料として活用する。協力者にはドリンク1杯をサービスする。

 学生代表の地域創生科学研究科修士2年永田大昂(ながたひろあき)さん(24)は「街の人の視点で空間資源としての魅力を発見したい。良い所も悪い所も共有できれば」と話した。午後5~8時。(問)宇都宮まちづくり推進機構028・632・8215。

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 県庁県民広場と本館1階県民ロビーでは「県庁ナイトマルシェ」が開かれる。県職員10人で構成する自主研究グループ「官民連携による県有施設利活用研究会」(通称・まちらぼ)が主催する。

 地酒などのアルコール類や軽食を販売するほか、ワークショップブースなど約20団体が出展する。ご当地バンドを中心とする生演奏もある。

 まちらぼの伊澤由貴(いざわゆうき)さん(36)は「イベントをきっかけに、県庁周辺エリアの活性化が進めばいい。子どもから大人まで楽しんでもらえる内容になった」と来場を呼びかけている。午後4~8時。(問)同グループ(メール)ppp.tochigi.project@gmail.com