小学生女子ソフトボールの第39回県新人大会兼第19回春季全日本大会県予選会兼第36回関東選抜大会県予選会(県ソフトボール協会、下野新聞社主催)は1日、那須塩原市の三和住宅にしなすのスポーツプラザで準決勝、決勝を行い、親園WINS(大田原)が大田原・佐久山ブルーファイターズ(大田原)を13-6(五回コールド)で下し、3年ぶり2度目の栄冠をつかんだ。

 親園WINSは2点を追う三回、磯那菜羽(いそななは)(親園)の左中間を破る2点二塁打などで4点を奪い逆転。四回にも長短5安打で6点、五回にも3点を加えた。

 大田原・佐久山ブルーファイターズは一回にノーヒットで2得点。五回には2死から4連打で3点を返す意地を見せた。

 優勝した親園WINSは来年3月27日から鹿児島県南九州市で行われる全日本大会、準優勝の大田原・佐久山ブルーファイターズは同4月に千葉県で行われる関東大会に出場する。

大田原・佐久山ブルーファイターズ-親園WINS決勝 親園WINS3回2死二、三塁、磯那が左中間を破る逆転2点二塁打を放つ=三和住宅にしなすのスポーツプラザ
大田原・佐久山ブルーファイターズ-親園WINS決勝 親園WINS3回2死二、三塁、磯那が左中間を破る逆転2点二塁打を放つ=三和住宅にしなすのスポーツプラザ

選手10人、持ち味発揮

 優勝決定の瞬間、親園WINS(大田原)のエース磯鈴穂(いそすずほ)(親園)主将は両手を突き上げ、捕手の田中優衣(たなかゆい)(同)と抱擁。そこに仲間が集まり、10個の笑顔が歓喜の輪をつくった。

 5年生4人、4年生5人、2年生1人。大島佳浩(おおしまよしひろ)監督は「誰一人欠かせない」と、全員が二つ以上のポジションをこなせるよう取り組んだ。市内大会で3位に終わった悔しさがさらに選手たちを奮い立たせた。