1979年、3枚目のレコードの吹き込みを記念して行った祝いの会で歌う栃木勝一郎さん(中央)

 栃木県内のかんぴょう伝来の地、壬生町にあって栽培の中心地、藤井地区で90年以上前に誕生した「かんぴょう音頭」。町民に親しまれ、脈々と歌い、踊り継がれている。現在の歌い手は3代目の栃木勝(とちぎまさる)さん(87)。初代は勝さんの父の故勝一郎(かついちろう)さんで、音頭の生みの親の一人だ。どんな人物だったのか。