EICMA 2025に出展(ホール5、ブースG59)
イタリア・ミラノで開催される国際モーターサイクルショー「EICMA」に、シェフラーが2回目の出展
「エネルギー効率」をテーマに、二輪車およびパワースポーツ車両の内燃エンジン、ハイブリッド、フル電動化に対応した包括的な製品ポートフォリオを紹介
エンジンマネジメントシステム、コントロールユニット、電子制御式スロットル、センサー、アクチュエーター、ベアリングなど、コンポーネントおよびシステムソリューションも展示
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202511068560-O1-lL3wr2Us】
シェフラーのブースでは、電動化、ハイブリッド、内燃技術の3つのソリューション展示を行います。 写真:シェフラー
シェフラーは、11月4日から9日にかけてイタリア・ミラノで開催される第82回国際モーターサイクルショー「EICMA」に出展します。「モーションテクノロジーカンパニー」というモットーのもと、当社は二輪車およびパワースポーツ分野向けに、エネルギー効率を高める各種コンポーネントおよびシステムによる技術ソリューションを紹介します。革新的なバッテリーマネジメントシステムを搭載したフル電動スクーターから、セミオートマチックトランスミッション(AMT)を新たに採用した先進的なハイブリッドデモ車、さらに車両性能の最大限に引き出し、燃費を向上させる内燃技術や多様なベアリング製品まで多岐にわたって紹介します。シェフラーは、革新的な技術によって、あらゆる二輪車のエネルギー効率向上が実現可能であることを示しています。「シェフラーは、環境に優しいモビリティの推進にはエネルギー効率が鍵になると確信しています。当社のソリューションは、燃焼システムの効率を高め、初期段階のコンセプトを顧客志向の具体的なイノベーションへと進化させることを目指しています」と、シェフラー二輪車およびパワースポーツ部門責任者であるトルステン・ベロンは説明しています。「今年のEICMAでは、お客さまにさらなる価値を提供するため、製品の成熟度とエンジニアリングの進化に向け大きく前進しています。」
電動二輪車用スマートバッテリーの革新
電動化は当初の想定より進行が遅いものの、将来的な成長可能性は依然として非常に大きいと考えられます。シェフラーは、高度化していく業界の技術的要求事項に準拠した専用ソリューションを開発し続けています。今年のEICMAでは、定格出力3〜7kWの車両向けに設計された48V電動スクーターを展示します。48V電動スクーターには、48V電動モーター、電動ドライブコントロールユニット(eDCU)、誘導型ローター位置センサー(iRPS)、バッテリー熱暴走検知センサー、高度なバッテリーマネジメントシステム(BMS)が搭載されており、今回のハイライトとなっています。
シェフラーは、電動ドライブコントロールユニット(eDCU)に関してアジアで複数の電動化プロジェクトを進めていますが、EICMAでの注目は、新たに公開されるバッテリーマネジメントシステム(BMS)です。このBMSは、バッテリー健全度(SOH)を監視し、セルバランスを確保することなどを目的として設計されており、一体型のコンパクト設計であるなど、優れた利点を多く備えています。さらに、シェフラーは、コスト効率の高い戦略を通じて、機能安全やサイバーセキュリティ機能の搭載にも取り組んでおり、BMSを軽量型二輪車向けに最適化されたソリューションとして位置づけています。
勢いを増す二輪車のハイブリッド化とコネクティビティ化
現在、二輪車市場では、特に中型車両を中心に、ハイブリッドパワートレインへの戦略的な再調整が進められています。シェフラーはEICMAにて48V電動モーターとパワートレイン・ドメインコントロールユニットを搭載したデモ用ハイブリッド二輪車を展示します。注目の革新的技術は、セミオートマチックトランスミッション(AMT)です。セミオートマチックトランスミッション(AMT)は、ライダーの操作性を向上させることを目的としており、クラッチを自動的に切り、ギアを自動で変速する機能を備えています。AMTにはギアシフトアクチュエーターとクラッチアクチュエーターの両方を装備しており、オートモードに切り替えることで、最大効率で動作するようギアシフトが最適化されます。これにより、燃費を抑えながらよりスムーズな走行性能を実現します。
もう一つのメガトレンドとして「コネクティビティ」があります。シェフラーは、エッジコンピューティングに対応した革新的な「解析ボックス」をEICMAで紹介します。このシステムは、解析ボックス内で直接データ処理を行い、最も関連性の高いデータを抽出してクラウドに送信することが可能です。たとえば、個別の走行プロファイル、バッテリー健全度(SOH)、充電状態、予知保全などのデータが対象となります。これにより、データの負荷を軽減しつつ、必要な情報を効率的に保持することができます。
高効率な内燃エンジンマネジメントシステム
シェフラーは、お客さまからの要望に応え、CO₂排出量と燃費の削減を目的とした専用の内燃エンジンマネジメントシステムの開発に注力しています。EICMAでは、シェフラーのパワートレインコンポーネントを搭載したプレミアム二輪車を展示します。このプレミアム二輪車には、エンジンコントロールユニットのほか、カスタマイズされた電子制御式スロットルコントローラー、ポート燃料噴射装置、各種センサーなどが搭載されています。これらパワートレインコンポーネントのほかにも、シェフラーは、現在の内燃エンジン搭載二輪車のエネルギー効率を向上させることを目指して、高性能かつ低フリクションのベアリングも提供しています。
発行者:Schaeffler Automotive Buehl GmbH & Co. KG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国:日本
注)本プレスリリースは現地時間2025年10月30日付でドイツ・ビュールにおいて英語で発行されたものの日本語訳です。原文の英文と日本語訳の間で解釈に相違が生じた場合には英文が優先します。
シェフラーグループ – We pioneer motion
シェフラーグループは、75年以上にわたりモーションテクノロジーの分野で画期的な発明と開発を推進してきました。電動モビリティやCO₂削減効率の高い駆動システム、シャシーソリューション、そして再生可能エネルギーのための革新的なテクノロジー、製品、サービスにより、シェフラーグループは、モーションの効率性、インテリジェンス、持続可能性を高めるための、ライフサイクル全体にわたる信頼できるパートナーです。シェフラーは、モビリティエコシステムにおける包括的な製品とサービスの範囲を、ベアリングソリューションやあらゆる種類のリニアガイダンスシステムから修理および監視サービスに至るまで、8つの製品ファミリーに分けて示しています。シェフラーは、約110,000人の従業員と55か国に約250以上の拠点を持つ、世界最大級の同族会社でありドイツで最も革新的な企業の一つです。
シェフラー、EICMAにて二輪車モビリティのエネルギー効率技術を披露
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シェフラージャパン株式会社
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