後半44分、栃木シティのDF佐藤(左)が空中戦で競り合う=CFS、森田大地撮影

後半30分、栃木シティのFWウタカ(中央)が勝ち越しゴールを決める=CFS、森田大地撮影

後半30分、栃木シティのFWウタカ(中央)が勝ち越しゴールを決めて駆け出す。左は同点ゴールを決めたMF大嶌=CFS、森田大地撮影

後半44分、栃木シティのDF佐藤(左)が空中戦で競り合う=CFS、森田大地撮影 後半30分、栃木シティのFWウタカ(中央)が勝ち越しゴールを決める=CFS、森田大地撮影 後半30分、栃木シティのFWウタカ(中央)が勝ち越しゴールを決めて駆け出す。左は同点ゴールを決めたMF大嶌=CFS、森田大地撮影

 明治安田J3第35節は8日、栃木市のシティフットボールステーション(CFS)ほかで2試合が行われ、2位栃木シティは讃岐と対戦、後半にFWピーター・ウタカらの3ゴールで3-1と逆転勝ちした。

 8戦負けなしで通算21勝8分け6敗の勝ち点71。勝ち点1差だった首位八戸が引き分けたため、7月19日の第21節以来約4カ月ぶりの首位に浮上した。9日に3位鹿児島が敗れた場合、シティは次節にもJ2自動昇格圏の2位以上が決まる。

 シティは前半17分にMF加藤(かとう)カレッティ丈(じょう)がゴール前で相手を倒しPKを献上。これを決められ0-1で折り返した。

 後半はボールがつながり攻勢に転じると、22分に得たCKをMF大嶌貴(おおしまたかし)が押し込み同点。30分はFW田中(たなか)パウロ淳一(じゅんいち)の落としからウタカが勝ち越しゴールを決め、37分には再びCKからDF佐藤喜生(さとうよしき)がネットを揺らした。

 次戦は15日午後2時から、岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で岐阜と対戦する。

栃木シティ・DF佐藤 攻撃の潤滑油、逆転劇の立役者

 派手さはない。役割を淡々と、かつ高精度でこなす。序盤から攻撃の組み立てに苦戦していた栃木シティだったが、後半に本来の姿を取り戻せたのはDF佐藤喜生(さとうよしき)のサッカーIQがあってこそだった。「彼が攻撃的に絡むようになってリズムが生まれた」と今矢直城(いまやなおき)監督も称賛した。