グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ、日本本社:千代田区永田町、C&W)は、リテール市況について最新のレポートを発表致しました。
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2025年第3四半期 市況
経済:国内消費マインド改善。高額品売上一部回復
2025年第3四半期の実質GDPは、米国の輸出関税発動前の駆け込み輸出の反動で輸出が減 少等が見込まれ前期比年率-3.9%の落ち込みが見込まれている¹。2025年9月のコアCPIは前年 比+2.9%と直近ピーク(2025年5月+から3.5%)から鈍化して推移。 勤労世帯実収入は前年 同期比0.1%の減少だったが、インフレ緩和に加え賃上げの浸透も影響し前期の年間の減少幅 (0.8%)を下回った。消費者態度指数も、5%以上の物価上昇を回答者の約半数が見越しな がらも、8月から3ヶ月連続で緩やかな改善²。一方、2025年第3四半期の全国小売販売額は前 年同期比横ばいであり、実質減少。販売業態別では引き続き生活必需品の売上が好調だったド ラッグ・ストアが同4.7%増で最も高い上昇率を記録したが、百貨店は同1.4%減少。円高進行や 高額品値上げにより免税売上を中心に2月から7月まで減少が継続。しかし、8月以降円安等の 影響で免税売上の減少幅が縮小、商品別では時計・宝飾等高額品の売上が比較的好調に推 移³し、四半期全体では前期の年間の減少幅(6.8%)を下回った。
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出所:総務省、経済産業省、みずほリサーチ&テクノロジーズ
1. みずほリサーチ&テクノロジーズ「QE予測(2025/10/31)」
2. 内閣府
3. 日本百貨店協会
4. 建設物価 建築費指数®,
5. 日本銀行
賃料:タイトな需給を背景に主要プライムエリアで上限切り上がり
第3四半期の主要プライムエリアの上限賃料は前期から上昇。渋谷で+20.0%、心斎橋・御堂筋 で+14.3%、表参道・青山・原宿で+12.5%、銀座で+10.0%を記録。全国のプライムエリアに幅 広く出店している大手の海外ラグジュアリーブランドの需要は引き続き減退傾向にある。一方で、一 部海外ブランド、特にアスレジャー系で、ブランド認知維持・向上を目的に、高額賃料の受容例も 見られた。このような事例は、既存物件の出店余地が限られているため、建築費上昇(2019年9 月から2025年9月まで累積の上昇幅約34%⁴) の影響をより受けている未竣工物件でも見られ ており、水面下で交渉されている賃料の一部は既存店舗の上限を上回る水準となっている。更に 銀座ではプライムエリア自体も、新規出店及び再契約によってプライムエリアの下限賃料以上で成 約した事例が増加したことによって、拡大が続いている。
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アウトルック
足元のドル円相場は、2025年第3四半期平均から10月31日時点までに約4%⁵円安に振 れている³。しかし、FRBを始め欧米の中央銀行の利下げ伸展等により今後はやや円高に推 移する見込みであり、免税売上高の今後の増加は限定的とみられる。一方で、好調な株式 市場による資産価格上昇等で足元の国内消費マインドは緩やかながら改善。円高も緩やか に進展することでインフレの緩和も引き続き期待されるため、持ち直しは継続する見込み。 プライムエリアの路面店への出店余地は依然限られており、未竣工物件を中心に既存の上 限賃料を上回る成約も見込まれることから、平均賃料の上昇は今後1年は継続を見込む。 加えて、名古屋の栄など各地で複数の再開発が予定されており、プライムエリア自体の拡大 も期待される。
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詳細レポートはPDFでご覧いただけます。
‐以上‐
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)についてC&Wはニューヨーク取引証券所に上場している世界有数の事業用不動産サービス会社です。世界約60カ国、400拠点に約52,000人の従業員を擁しています。施設管理、売買仲介、鑑定評価、テナントレップ、リーシング、プロジェクト・マネジメントなどのコア・サービス全体で、2024年の売上高は94億ドルを記録しました。Better never settlesという企業理念のもと、受賞歴のある企業文化が評価され、業界やビジネス界から数々の称賛を受けています。詳しくは、公式ホームページhttps://www.cushmanwakefield.com にアクセス下さい。
C&W、2025年Q3のリテール市況レポートを発表
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド株式会社
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