第104回全国高校サッカー選手権大会栃木大会最終日は15日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで決勝が行われ、矢板中央が2-1で宇都宮短大付属を下して3年連続15度目の優勝を飾った。

3年連続15度目の優勝を果たし、歓喜する矢板中央イレブン=15日午後3時10分、カンセキスタジアムとちぎ、磯真奈美撮影
3年連続15度目の優勝を果たし、歓喜する矢板中央イレブン=15日午後3時10分、カンセキスタジアムとちぎ、磯真奈美撮影

 矢板中央は4回戦から登場し、初戦で前回、前々回の決勝で戦った国学院栃木を4-0で下した。準々決勝の宇都宮南戦、準決勝の佐野日大戦も4得点の快勝。決勝はMF金子海聖(かねこかいせい)が前半に2得点し、そのまま逃げ切った。

 矢板中央は12月28日に東京・国立競技場で開幕する全国大会に出場。組み合わせ抽選会は今月17日に都内で開かれる。

■重圧はねのけ3連覇

 今年も栃木で最も冬に強かったのは矢板中央だった。前半に奪ったリードを守り切って3連覇。高橋監督(たかはしけんじ)監督は「どちらが勝ってもおかしくなかった。よく勝ってくれた」と栄冠をつかんだ選手たちをたたえた。

前半11分、矢板中央のMF金子(中央)が先制ゴールを決めて駆け出す
前半11分、矢板中央のMF金子(中央)が先制ゴールを決めて駆け出す