餃子のまちおこしを提案した市職員研修の資料を手にする塚田さん(左)と宇都宮餃子会の鈴木専務理事兼事務局長

2日間で約16万人を集めた宇都宮餃子祭り

餃子のまちおこしを提案した市職員研修の資料を手にする塚田さん(左)と宇都宮餃子会の鈴木専務理事兼事務局長 2日間で約16万人を集めた宇都宮餃子祭り

 今や全国的知名度を誇る「餃子(ぎょーざ)のまち宇都宮」。だが餃子のまちおこしが始まる前は、餃子と言えば「ニンニクくさい」など現在のような肯定的イメージばかりでなく、まちの顔となる存在ではなかった。どんなきっかけで餃子のまちづくりが始まったのか。経緯をひもとき、その立役者たちに話を聞いた。

 今月1、2日に宇都宮城址公園で開かれた「宇都宮餃子祭り」は、2日間で約16万人(主催者発表)を集客した。その盛況ぶりに目を細めるのが、元市職員の塚田哲夫(つかだてつお)さん(69)だ。