物価や人件費の上昇など企業経営を取り巻く環境が厳しくなる中、栃木県内で中小企業・小規模事業者の倒産が増加している。帝国データバンク宇都宮支店の2025年のまとめによると、20日時点の倒産件数は172件で24年1年間の170件を上回り、2年連続で過去最多を更新した。東京商工リサーチ宇都宮支店の調べでも同日時点で164件となり、11年以降で最多となっている。コスト増で思うように利益を確保できず、事業を断念する事例が相次いでいる。