【壬生】進出60周年を迎えた「おもちゃ団地」の記念イベントとして同団地協同組合は29、30の両日、町総合公園陸上競技場で「チャリティーバザール」を開く。町合併70周年の記念事業としても位置づけられ、町が初めて共催する。新型コロナウイルス禍などによる中止をはさみ、クリスマス前の町の風物詩が6年ぶりに再開する。
組合によると、おもちゃ団地が1965年4月に稼働して以降、バザールはおもちゃ関連の製造会社がPRを兼ねてアウトレット商品をキャラバン隊として売り歩いたのが始まり。地域貢献、地域活性化のため、おもちゃのまち1丁目の組合厚生会館(ゆうゆう館)で開催するようになった。
正規品を市価より安く購入できるとあって人気が高まり、団地のグラウンドなど3会場に広がり、ピーク時は2日間で約5万人が来場したという。ただ駐車場の確保が難しく、2019年は町総合公園駐車場に会場を移した。同年以来の開催となる今回は、町が全面的に協力し、安全に運営できる会場として同競技場を使用する。
当日は加盟する各玩具メーカーのグループ会社6社(エポック社、メガハウス、バンダイ、クラウド、タカラトミー、トミーテック)が、定番の鉄道模型やクリスマス向け商品などを販売。町観光協会、道の駅みぶも出店する。収益の一部は社会福祉費として町に寄付する。組合事務局の担当者は「大きな区切りとしてやりたい。町の協力があってこそ開催できる。地域貢献として、ぜひ成功させたい」としている。
両日とも午前9時~午後3時。(問)事務局0282・86・0331。
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