帝国データバンク宇都宮支店によると、土木工事業の稲川建設(鹿沼市茂呂)が11月19日までに事業を停止し、事後の処理を弁護士に一任した。今後は自己破産申請を行う見込み。
帝国データバンク宇都宮支店によると、稲川建設は1973年設立。土木工事全般、園芸工事、園芸用土の販売、運送などを手がけていた。2006年に一度解散したものの、21年に再び会社継続を登記した経緯がある。
事業を再開したものの、新型コロナ禍で思うような販路の進展はなく、いくつかの固定顧客を対象に土木工事を請け負い、残土の収集運搬や園芸用土としての納入などを従事していたもよう。事業規模も零細の域で、採算も維持できず、今回の事態になった。

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