委嘱状交付式終了後、取材に応じる今井投手(左)=26日午後、鹿沼市坂田山2丁目

 米大リーグ挑戦を表明しているプロ野球西武の今井達也投手(27)が26日、出身地の栃木県鹿沼市から「かぬまふるさと大使」の委嘱を受けた。松井正一市長から委嘱状を受け取り、今井投手は米挑戦への抱負や古里への思いなどを語った。米メディアからも注目されたテレビ番組での「打倒ドジャース宣言」の真意についても言及した。

 委嘱式や報道陣の取材での今井投手の発言は次の通り。

 ■委嘱式でのあいさつ

 今井投手「本日はお忙しい中、鹿沼ふるさと大使任命式に足を運んでいただきありがとうございます。たくさんの方々に応援していただき、支えられ、プロで9年間プレーすることができました。来シーズンからは少し皆さんとは距離が離れて寂しい思いもありますが、自分の目標に向かってアメリカでプレーすることを決意しました。引退するまで栃木県、鹿沼市の皆さまに夢や感動や希望を届けられる選手を目指して精いっぱいこれからも努力していきたいと思います。本日は本当にありがとうございます」

 ■一問一答

 -今井投手にとって鹿沼市はどういう場所ですか。

 今井投手「小中学校と生まれ育って、帰ってきたらすごく懐かしい気持ちになります。もちろん(西武の本拠地がある)所沢市やライオンズファンの方々の声援もうれしいですが、地元に帰ってきた時の友人や知人の応援が一番、『また頑張ろう』という気持ちにさせてくれます。頻繁に帰ってきたくなる街です」