今年の栃木県内アマチュアゴルフ界の最大のニュースは、県知事盃ゴルフ競技大会一般男子の部で中学生チャンピオンが誕生したことだろう。戦国武将毛利元就(もうりもとなり)が、厳島の戦いで奇襲を仕掛ける前に家臣を叱咤(しった)した言葉とされる「人生には三つの坂あり、上り坂と下り坂、そして“まさか”の坂」は有名だが、まさに、まさか、まさか。関係者の誰もが、この偉業に驚いた。
偉業の主は12歳10カ月の小筆一颯(こふでいっさ)。身長160センチ、体重55キロの那須塩原市厚崎中1年生だ。それまでの記録は2019年の第54回大会で佐野日大高1年の松枝靖悟(まつえだやすのり)がマークした16歳2カ月だった。これを大幅に塗り替えた。高校1年生のチャンピオンにも驚いたが、中学生王者が誕生し、それも1年生。半年前までランドセルを背負っていた少年だ。
一般男子の部で最年少優勝し、知事盃を手にする小筆(那須塩原)
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