休み時間に入念に手を洗う星が丘中の生徒たち=28日午前、宇都宮市星が丘2丁目

 栃木県内の1医療機関当たりの患者数が最多となるなどインフルエンザが猛威を振るう中、教育や医療現場が対応に追われている。27日の県の発表では患者の8割以上を19歳以下が占めており、休業措置を取る学校が続出し、行事を延期するなどの影響も出ている。医療機関には患者が続々と訪れ、ワクチンの接種予約枠は埋まりつつある。急激な感染拡大により重症患者への対応を懸念する声もあり、関係者は基本的な感染対策の徹底を求めている。

 28日午前、宇都宮市星が丘中。休み時間になると、生徒が手洗い場に列をなし、ハンドソープで入念に手を洗っていた。同校は教室ごとに加湿器を設置するなどの対策も進めている。