栃木県内の防犯ボランティア団体、構成員の減少に歯止めがかからない中、構成員を増やす団体や、構成員が1人でも愛犬と地域を毎日パトロールしている団体がある。今市事件から間もなく20年。事件の記憶の風化や高齢化による活動継続の厳しさを肌で感じながらも「地域を自分たちの手で守りたい」との一心で活動を続けている。

 「車に気をつけてね」

 11月下旬の朝、佐野市吉水小周辺の通学路では、オレンジのジャンパーを着込んだ田沼防犯連絡所連絡会吉水支部の会員が児童に声をかけながら、登校を見守っていた。